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repose


走って、焦って、走っての毎日に、少しのreposer=お休みを。

丁寧にコーヒーを淹れて、好きな写真集を開く。

かのMan Rayが「写真を撮るのに必要なのは、カメラと写真家と、そして何よりも被写体である」と言った。どれも大切な要素。とても感銘を受ける言葉だ。

この写真集は19世紀末のフランスの風景を映し出したFélix Thiollierの写真集。

Man Rayの言葉が染み入る。

私は大学時代、写真を専攻していてその時にこの写真集に出会い、大事にしている。

「時を切り取る」ということの魅惑と、それから神秘と、大袈裟かもしれないけれど責任みたいなものに引き込まれた写真集だ。デジカメ、携帯カメラでは撮り得ない世界を、3次元として感じられる。息をひそめたくなるほどに。

開くたびに、生き返る。開くたびに自分が自分に戻るような感覚。


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